2004年より、隔年で開かれてきた「中国・徐州 国際胡琴芸術節(芸術祭)」。第4回にあたる今回は6月に開催され、日本から初めての派遣記者として本誌特派員・呉俊徳が、精力的に取材に当たりました。その報告を、今号から数回に分けて掲載します。(編注:胡琴とは、二胡や京胡など、中国の擦弦楽器の総称)
因みに、この芸術節の初回は、2004年10月に江蘇省徐州で行われ、"楽神出行"という花車のパレード、"漢魂"と題する胡琴音楽会等、さまざまな活動が展開されました。内外から100名余りの胡琴芸術家と中国広播(ラジオ)民族楽団が参加し、二胡愛好者総勢1490名による演奏は、ギネス世界記録をうち立てたそうです。2回目は2006年10月、胡琴芸術の新たな創造と発展を主題として、二胡の新作品コンクール、新作品音楽会と劉天華作品音楽会が開かれました。3回目は2008年12月から2009年1月にかけて、北京音楽庁、オーストリアのウィーンとレオーベン、徐州の4カ所で、"東方弦魂"胡琴音楽会が行われました。