（巻頭特集）
あなたは知っていますか？
陝西省の地方色あふれる「秦派二胡」
（イベントレポート）
【寄稿】琵琶の集まり2025
（コンサートレポート）
アカラ二胡と歌のLIVE 言の葉、音の波(オトノハコトノハ)［vol.4］ in 福岡・下関
【寄稿】中国三千年の古琴の調べ 遣唐使が伝えた、『雅韻東渡 琴学西来』
張勇二胡リサイタル～花鳥風月～
【寄稿】Chen Min 来日記念LIVE THIRTY FOUR SPRINGS
【寄稿】姜建華（ジャン・ジエンホァ）「二胡の歌」
東京国際音楽祭「三か国の饗宴 音楽の友情三つの和音」
【寄稿】龍胡堂二胡演奏団コンサート 悠久の大地が奏でる二胡の音色 《華彩一夢》 揚志偉来日10周年記念コンサート
【寄稿】黄山二胡楽団第７回定期演奏会を終えて
（グラフィック・アイ）
中国二胡見てある記 合体拡大版
青島 迷胡胡琴文化館 訪問記
中国二胡検定ことはじめ 第12回
連載「知ろう！弾こう！廣東音楽！」
第２回 「廣東音樂への招待」
フリースタイル・アナリーゼ Vol.82
華彦鈞作曲 「寒春風曲」 前編
『二胡之友』オリジナルガイド付楽譜
【アラムハン（阿拉穆罕／阿拉木汗）】甘建民編曲版
・二胡合奏用楽譜
二胡人 第43回
台湾の若き大家
黄大維（Huáng Dàwéi／ホァン・ダーウェイ）さん
アルフー老師の 東南西北二胡見聞録 第68回（最終回）
甘建民先生の各種楽器
のっほほ～ん ぱんだふる あRーふー 第39回
朱鳳良氏に聴く！ 後編
～弦職人と演奏家の共創－至高の音を求めて～
弦職人が語る音色と技術
全国二胡教室訪問
【静岡】翠月淳二胡スクール
Nikopedia／二胡雑学随想
4月に青島、曲阜、揚州、上海を９日間かけて旅行した際に「青島迷胡胡琴文化館」を訪問しました。私がここを訪れたのは、「中国山東省の青島に行くならぜひここを訪ねてください」と東京在住で青島出身のLさんに勧められたのがきっかけです。
青島は山に囲まれ海に臨み、ドイツ租借地時代の建物が残る魅力的な都市でした。Lさんと「青島迷胡胡琴文化館」の館長の何翔さんは、中央音楽学院の高名な楊雪先生の青島音楽庁に於けるライブレコーディングで、共に仕事をした仲。
何翔さんは生まれも育ちも青島で、8歳から二胡を始めました。現在は民族弓弦楽器の演奏家・収蔵家、中国無形文化遺産「軟弓胡音楽」、国家級無形文化遺産「山東弦索楽」、山東省級無形文化遺産「雷琴芸術」等の伝承者、指導者です。何翔さんによれば、中国語で二胡愛好家を表す「迷胡」と、中国西北地方の伝統劇「迷胡調」とをかけて「迷胡胡琴文化館」という名前をつけたそうです。（中澤玉恵）
井上幸紀（いのうえ ゆき）
【安西創（あんざい はじめ）プロフィール】
黄大維、この若き大家について語るなら、演奏歴はもとより、徐克（ツイ・ハーク）監督の映画『射雕英雄伝：俠之大者』の音楽における馬頭琴演奏、そして二胡の演奏テクニックと音色に、私がどれほど心服しているかについても触れることになるだろう。彼の二胡演奏は、ある時は辛酸を舐め尽くした老人の如く、またある時には、18歳の娘のように初々しく、どのような曲でもそのスタイルや特色を非の打ち所がないほど理解し、解釈した上に成り立っている。しっかりとした基本的技術を身につけているのは言うまでもなく、きめ細かく人間の感情を表現する能力を持つ彼は、普段はまるで大きな子供のようだが、一旦楽器を持つと、あたかも落ち着き払った大御所のようになるのだ。（取材：呉俊徳）
真真（シンシン）プロフィール
