番外編2 「2011 二胡大師班夏令営」(下)

 2011年7月13日から7月21日に上海音楽学院主催で開催された「第三回 二胡大師班夏令営」。前回の「二胡の壺」では現地での生活の様子などを簡単にご紹介しましたので、今回は授業の模様に触れてみたいと思います。王永徳先生を筆頭に、ジョージ・ガオ(高韶青)、陳春園、段皚皚等、今を時めく演奏家、教育家が名を連ねる講師陣。上海音楽学院の学生から附属中学を目指す小学生、一般の愛好者まで含む幅広い受講生。異国の楽器である二胡を学ぶ我々日本人からすればやっぱり触れてみたい「本場」の空気を、思う存分吸い込むことのできる貴重な機会となりました。

本紙掲載項目

  • クラス編成
  • 授業開始
  • 後半の授業
  • 音楽会
  • 合宿を終えて

続きは本誌をご覧下さい。


授業風景。中央右が林順麗先生。

パフォーマンス授業でお辞儀の練習。みんな照れまくり。

鳴尾牧子プロフィール
1995年北京に留学、中央音楽学院にて二胡を学ぶ。1996年帰国後、演奏活動を開始。数少ない日本人二胡奏者として、伝統を踏まえつつ独自の感性で演奏活動を展開する。2003年より上海音楽学院教授、王永徳氏に師事。
2006年第1回中国音楽国際コンクール民族楽器部門特等賞。2010年第11回中国音楽コンクール専門の部第一位及び中華人民共和国駐大阪総領事館賞。
2008年上海之春二胡コンクールのエキシビションにて日本人演奏家として招待演奏。2010年NHK名曲リサイタル出演。
大阪、神戸で二胡の教室を主宰、積極的に後進の指導に当たる。