はじめに

 前回から始めた「光明行」のアナリーゼ、少しずつ進めて参りますので気長にお付き合い下さい。何せ、劉天華の二胡曲の中では最も長い曲で、アナリーゼの過程で楽譜のページをあちこちめくっているうちに、これまで気がつかなかった事が見えて来たり、疑問に思っていた事が突然、腑に落ちたり等、いろいろな発見があります。前回は「○○」と書いていたのに、あっさり「××」と翻す可能性もあり、皆様から鋭い突っ込みをいただくことは覚悟の上で、真摯に楽譜と取り組んで参ります。
 早速ですが、前回(11月号)の訂正から。「はじめに」の項で「繰り返しを含めて全200小節」としましたが、「全267小節」に訂正します。また、「全曲の構成」の項で、A(68小節)+B(71小節)+A(68小節)+コーダ(51小節)としましたが、B(80小節)に訂正します。どうも慌て者に加え、数を数えるのが不得手で...お恥ずかしい限りです。どうかご寛恕下さい。

本文内容項目

  • 第一段 "陽"の性格をもった主題
  • 第二段 "陰"の性格をもった主題

続きは本誌をご覧下さい。

人民音楽出版社「劉天華全集」