2011年10月11日から14日までの4日間、上海市浦東龍陽路にある上海新国際博覧センターにて、第10回中国(上海)国際楽器展覧会が開催されました。今回も国際都市上海にふさわしく、世界各国の楽器メーカーが出展する国際色豊かな博覧会となりました。
 イタリア、ドイツなど音楽先進国の積極的な出展とは対照的に、日本からの出展が21ブースだけしかなかったことは些か残念に思われました。この数字は、同じアジア勢である香港、台湾、韓国にも及んでいません。今後の日本勢の健闘に期待したいと思います。
 一方、中国国内の出展状況を見ると、その数の多さに驚かされます。最多の出展数を誇る広東省は西洋楽器、民族楽器、電子楽器など幅広いジャンルの企業が出展。また、広東省に次ぐ出展数の江蘇省は、民族楽器系のメーカーが多かったように思えます。その他、雲南省のメーカーは主に葫蘆絲(フルス)を出品するなど、各地の特色が反映した出展内容となっていました。

本誌掲載内容
  • 奇抜な?!中国の楽器展覧会
  • 変わる民族楽器の版図
  • 二胡あれこれ

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