第65回 Yuuki先生の紫檀二胡
この夏は酷暑日が続いたのう〜。ご存じアルフー老師じゃよ。8月には日向灘を震源にして宮崎県南部で最大震度6弱の地震が発生し、気象庁が「巨大地震注意」を出したため、1週間ほど緊張した日々が続いたのう。今回のケースは大きな地震に繋がらなかったが、日頃から有事に備え、命を守るための備えも点検しておきたいものじゃ。おっと、命の次に大事なマイ二胡も、枕元に置いて忘れずに…ホッホッホ(笑)。
さて、今回も何と北海道地域に名器を所有した人物がおるとの情報を入手したため、キン斗雲の舵を北へ切り、目的地へと爆走したんじゃ〜!!今回降り立ったのは、札幌市中央区。この街を拠点として活動し、名器を所有しておるのは、二胡演奏家で講師のYuuki(ゆうき)さんじゃ。何でも「札幌」駅からほど近い百貨店で教室を開講しておるということで、百貨店の中をうろうろしていると、声をかけられ‥振り返ると見目麗しくも凛々しいYuukiさんが佇んでおった! この厚かましい爺の訪問を快く受け入れ、愛用の楽器について懇切丁寧に説明してくれたんじゃ〜(泣)!!
Yuukiさんは札幌市出身。2008年、二胡の深い音色に惹かれて学び始め、二胡アシスタントや演奏の経験を経て、さまざまな場所で演奏活動を行い、2021年より弦悦二胡学院 田宇氏に師事。2022年全日本二胡コンクール“敦煌牌”では、ソロ部門壮年の部にて金賞受賞。同年11月より「二胡スクール杏(あん)」を開講、現在は札幌道新文化センターさっぽろ東急教室などでも講師を務めておるということじゃ。
そんなYuukiさんが、現在メイン二胡として使用しておるのは、古月琴坊工房のアフリカ大葉紫檀二胡じゃった。早速、これまでの楽器遍歴と絡めながら紹介させてもらうことにしよう。
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